【動画】対談:口コミや話題に繋げるためのブランディング戦略(かねまさ)

トヨタファーム 鋤柄雄一

2016年04月15日 10:05



かねまさの梅村くんとの対談動画も4本目となりました

今回のテーマは、農家も、食品加工業の方も、
広く言えば全ての中小零細の製造業(メーカー)が当てはまるかもしれない
「口コミや話題に繋げるためのブランディング戦略」です

3分で終わる動画なので是非ご覧ください

https://youtu.be/iXE4oXAU6Y0


商品やサービスは、口コミが広まっていくと自然と売れていきます
口コミの良いところはお金をかけなくても勝手に広まってくれるところです

私たちのような家族経営型の農家にとっては
コストを抑えてお客が呼べるのは本当にありがたいものです



しかし、口コミを広げるためにはどうしたらいいのか
農家は作ることはプロでも、そうした戦略立ては不得手なものです

私が「農産物のブランド化」を他の農家に勧めているのは、
口コミが作られやすい状況を少なくとも自分で用意した方が良いからです


そのために私は常々、

「ロゴとブランド名を決める」
「ブランドのコンセプトを決める」
「情報発信をし続ける」


という「3つの事をするべき」と農家の皆さんには言い続けています

これは農産物のブランディング、または農家自身のブランディングに繋がります


ロゴやブランド名があれば、
お客さんは自分の農産物や商品を認知してくれます

コンセプトをはっきりと伝えることができれば、
その農産物や商品のファンになってもらえます



そして情報発信は今どき、
インターネットを使えば簡単に出来ますし、プレスリリースを活用する方法もあります

私が2010年に立ち上げた若手プロ農家の集まり、
夢農人とよたも、プレスリリースを活用させていただき、
多くの新聞やメディアに取り上げてもらって今に至ります



思い返せば「三州豚」も愛知県豊田市の地方紙、
矢作新報さん、新三河タイムスさんから始まり、中日新聞の豊田版、
中部経済新聞や養豚業界紙などにモノクロで掲載されるようになり、
今では中日新聞県内版に掲載されたり、カラーに載るようにもなりました

テレビ局からの取材依頼も来るようになりました
→トヨタファーム(三州豚)の掲載実績の一部をご覧いただけます


それもやはり三州豚という「ブランド名」が決まっていて、
アナウンサーさんが読み上げる「ブランドコンセプト」があり、
映像に入れても映える「ロゴマーク」「決まった格好」があるからでしょう


美味いものを作れば勝手に人は集まる
たしかに今の時代もそうかもしれませんが、時間がかかります

今の時代、消費者は暇ではないので
行きたいお店、食べたいものは山程あるのです

その中で選ばれるためにブランド化は重要です



こうしたことができている農家と、できていない農家では、
3年後、5年後、10年後、差が出来ると思いますし、実際、
10年かけて三州豚をPRしてきた今、私はやっておいてよかったと思っています

私は幸い、地元の良いブランディング会社と組んで
三州豚、夢農人とよたのブランド化を進めることができました



豊田市で唯一の練りもの専門店「かねまさ」
これから何年もかけて、地元に根ざしたブランド化をしていくと思います
これからの梅村くんの動向に期待しています

関連記事