農業の畜産を語る8代目農家 トヨタファーム鋤柄の『食と命』

2016年06月17日 14:59

【動画】蔵カフェ ころも農園を紹介します



皆さんは豊田市桜町の「ころも農園」には行かれましたか?

今回の「農家のつぶやきチャンネル」
その農家カフェ「ころも農園」を紹介する動画です

行きたいけどまだ行けてない、
事前にどんなお店か知りたい、
といった声もたまにいただくので、是非ご覧ください

https://youtu.be/Um7yNLo9Y5k


ころも農園は、
豊田市みよし市の若手農家集団
夢農人(ゆめノート)とよたが主体となったお店で、
運営に私自身も携わっています

▼夢農人とよた ホームページ
http://yume-note.com/


夢農人とよたはあくまで任意団体であり、
後継者育成や、農家の情報発信を主体とした活動のため、
カフェの運営は別組織で行っています




お客様の中には「農家レストラン」と思っている方もいますが、
あいにくスタッフは農家ではありません

しかし、メニュー開発はもちろん、
食材の納品には農家が直接、お店に届けていますので
食事中に農家に出くわす、というのも魅力の1つです

メニューには農家の顔や名前を出し、
顔の見える安心や、普段スーパーでは見ない農産物を
食べて、買えるといったカフェ&マルシェになっています



古民家と蔵を再生したお店なので、バリアフリーではありません
段差も多く、お店自体も二階に上がるには階段が必要です

それにも関わらず、多くのお子様連れの方にも来ていただいてます
どこか懐かしさを感じる雰囲気も好評です

まだ体験したことのない方は
ぜひ、いちど「ころも農園」にお越しください
※ちなみにころも農園の名前の由来は、ここ豊田市が元々「挙母(ころも)」という地名だったからです

最新情報はころも農園ブログをご覧ください



ちなみに明日、2016年6月18日の土曜日
前の公園で開催されているイベントがあります

ころも農園では私の育てた三州豚の入ったカレー
1杯650円で販売します

その他、夢農人のメンバーでもある
蒼星農園mama's農園も駐車場で農産加工品を販売します

ぜひお越しください  


Posted by トヨタファーム 鋤柄雄一 │カテゴリ:農家のつぶやきチャンネル

2016年06月08日 13:57

【動画】対談:豊田市を代表するお土産が実は無い問題(かねまさ)

長い間お待たせしました
豊田市の練りもの屋「かねまさ」の梅村くんとの対談も最後になります

https://youtu.be/O-S6Ynd4iG8


動画内でも話していますが
かねまさの梅村くんとは元々、青年会議所の活動で出会いました

あの当時からも思っていたことですが、
この豊田市という街は世界から見たらクルマの街です


しかしお土産が特にありません
これといった名物が無いのです



今回は豊田市を代表するお土産がない問題について
食のブランド化を進める私たちの思いを述べています



お土産、名物がないと言いましたが、もちろん豊田市の五平餅は有名です
その他にも地元の名店が出すメニューで話題にのぼる名物もあります
農業も盛んなので、猿投の桃や梨も有名ですし、米どころ、お茶処でもあります

しかし旅行客、観光客がお土産として買っていくような
「豊田のお土産」はこれといって思いつきません

例えば上郷SAが豊田市にはありますが
お土産コーナーを見ると、岡崎の八丁味噌
名古屋の名物を冠したお土産が目立ちます



そのため、様々な地元の企業が新たなお土産として
商品開発→販売しています

私自身も、若手農家の集まり夢農人とよた
蔵カフェころも農園を通じて、商品開発を行っていますが
なかなか実を結んでいないように思います

かねまさの梅村くんも同業者が後継者不足で廃業していく中、
新たな豊田の名物、お土産にしていくために奮闘しています



かねまさでは「あげたて ひとくち さつまあげ」と称した
「ちっちゃいごちそう てみあげ」を製造販売しています



昨年リニューアルした直売店では
人気の商品だそうです


こうしたかねまさの梅村くんのように、
熱い思いを持つ同年代の中小零細企業の皆さんと、
一緒に地元豊田市を盛り上げたいと私は常々思っています


その1つの方法としてこのブログ、そして動画があります
情報発信をしながら、最新の豊田の「食」に関することを発信することで
市外、県外、国外の方々に「観光地としての豊田の魅力」を伝えたい

私は生産者という立場からそうした情報発信をしています


こんな「語る農家」の私と動画で対談したい、という方がいれば
「ブログで対談希望」と是非ご一報ください


→問い合わせはこちらから  


Posted by トヨタファーム 鋤柄雄一 │カテゴリ:農家のつぶやきチャンネル

2016年04月15日 10:05

【動画】対談:口コミや話題に繋げるためのブランディング戦略(かねまさ)



かねまさの梅村くんとの対談動画も4本目となりました

今回のテーマは、農家も、食品加工業の方も、
広く言えば全ての中小零細の製造業(メーカー)が当てはまるかもしれない
「口コミや話題に繋げるためのブランディング戦略」です

3分で終わる動画なので是非ご覧ください

https://youtu.be/iXE4oXAU6Y0


商品やサービスは、口コミが広まっていくと自然と売れていきます
口コミの良いところはお金をかけなくても勝手に広まってくれるところです

私たちのような家族経営型の農家にとっては
コストを抑えてお客が呼べるのは本当にありがたいものです



しかし、口コミを広げるためにはどうしたらいいのか
農家は作ることはプロでも、そうした戦略立ては不得手なものです

私が「農産物のブランド化」を他の農家に勧めているのは、
口コミが作られやすい状況を少なくとも自分で用意した方が良いからです


そのために私は常々、

「ロゴとブランド名を決める」
「ブランドのコンセプトを決める」
「情報発信をし続ける」


という「3つの事をするべき」と農家の皆さんには言い続けています

これは農産物のブランディング、または農家自身のブランディングに繋がります


ロゴやブランド名があれば、
お客さんは自分の農産物や商品を認知してくれます

コンセプトをはっきりと伝えることができれば、
その農産物や商品のファンになってもらえます



そして情報発信は今どき、
インターネットを使えば簡単に出来ますし、プレスリリースを活用する方法もあります

私が2010年に立ち上げた若手プロ農家の集まり、
夢農人とよたも、プレスリリースを活用させていただき、
多くの新聞やメディアに取り上げてもらって今に至ります



思い返せば「三州豚」も愛知県豊田市の地方紙、
矢作新報さん、新三河タイムスさんから始まり、中日新聞の豊田版、
中部経済新聞や養豚業界紙などにモノクロで掲載されるようになり、
今では中日新聞県内版に掲載されたり、カラーに載るようにもなりました

テレビ局からの取材依頼も来るようになりました
→トヨタファーム(三州豚)の掲載実績の一部をご覧いただけます


それもやはり三州豚という「ブランド名」が決まっていて、
アナウンサーさんが読み上げる「ブランドコンセプト」があり、
映像に入れても映える「ロゴマーク」「決まった格好」があるからでしょう


美味いものを作れば勝手に人は集まる
たしかに今の時代もそうかもしれませんが、時間がかかります

今の時代、消費者は暇ではないので
行きたいお店、食べたいものは山程あるのです

その中で選ばれるためにブランド化は重要です



こうしたことができている農家と、できていない農家では、
3年後、5年後、10年後、差が出来ると思いますし、実際、
10年かけて三州豚をPRしてきた今、私はやっておいてよかったと思っています

私は幸い、地元の良いブランディング会社と組んで
三州豚、夢農人とよたのブランド化を進めることができました



豊田市で唯一の練りもの専門店「かねまさ」
これから何年もかけて、地元に根ざしたブランド化をしていくと思います
これからの梅村くんの動向に期待しています
  


Posted by トヨタファーム 鋤柄雄一 │カテゴリ:農家のつぶやきチャンネル

2016年04月08日 14:29

【動画】対談:豊田の新名物「てみあげ」を食レポ(かねまさ)



続いている対談動画企画、
かねまさの梅村くんとの対談動画ですが、
ここにきてようやく、かねまさの商品をご紹介します

豊田市の新名物となりうるだろう
一口さつま揚げの「てみあげ」です
動画を是非ご覧ください

https://youtu.be/F3crHED-o1c


撮影がたしか今年の始めだったと思います
この「てみあげ」は季節によって味が変わるらしいので
今はまたべつのラインナップになっていると思います



この「てみあげ」にもコンセプトがあり、
「ちっちゃいごちそう」だそうです



梅村くんの奥様が書いたという「てみあげ」の文字ロゴが
優しい雰囲気で良いと思います

手作りで、味も選べる一口さつま揚げ
そんな「てみあげ」は、お店の改装を機に、多くの方に買って頂いてるようです


そして私も所属している
プロ農家集団「夢農人とよた」のメンバーの食材をはじめとした
地元食材を使っているのもポイントが高いですね

中甲のれんこんを使ったさつま揚げや



のらしごとのネギやコールラビを使ったさつま揚げ



どれもが一口サイズで楽しめるようです
うちの子供達にも買って行くと喜んで食べるくらい子供受けする味です


私の家のある豊田市の南の方からは少し遠いですが、
浄水や四郷からもアクセスしやすい場所なので、
豊田市の中部~北部の方は是非、かねまさの直売店で食べてみてください




おみやげの無い豊田市と言われ続けていますが
この「てみあげ」は商品力もコンセプトも良いと思います

ちなみに一番人気の味は「チーズ入り」のものだそうですよ  


Posted by トヨタファーム 鋤柄雄一 │カテゴリ:農家のつぶやきチャンネル

2016年03月30日 17:39

【動画】対談:商品の価値を落とさない戦略(かねまさ)

新たに始まった特別対談動画の二本目

対談のテーマは
「商品の価値を落とさない戦略」です



前回に引き続き、
対談の相手は豊田市で練りもの屋を営む
株式会社かねまさの梅村長史くんです

4分ほどの動画なので是非ご覧ください

https://youtu.be/Bj2gjs_gfU8


私のような生産者は、
育てる(生産する)ことは得意ですが、
販売することが苦手なことが多いです

価格の設定方法も「なんとなく」といった農家が多く、
中には原価計算もしていない人もいます



その結果、商品を「より良く見せよう」だとか
「より高くても買って頂けるような取り組み」をあまりしていない人も多く、
事実私も含め、周りを見ても中々出来ない人が多いように思います


かねまさ梅村くんのような食品加工業者は
食材や素材に「付加価値」を付けて販売します



パッケージや店作り、
そして「買う気にさせる仕掛け」を考えています


かねまさの直売店のリニューアルは
そうした仕掛けを実感出来ると共に、
「価値を落とさない戦略」もしっかりと考えられていました



同じ「食」に携わっていますが、
業界、業種、立場が違えばいろいろ学べることが多いです
ぜひ動画をご覧ください


次回の動画は
このかねまさのイチオシ商品を紹介します
お楽しみに  


Posted by トヨタファーム 鋤柄雄一 │カテゴリ:農家のつぶやきチャンネル

2016年03月15日 15:14

【動画】対談:なぜブランディングを選択したのか(かねまさ)



かねてより「農家のつぶやきチャンネル」で動画を上げ続けてまいりましたが
今日で記念すべき30本目の動画をアップさせていただきます

これを機にブログの見た目や動画もちょっと変更しました

そして今回からしばらくは、特別対談動画をお送りしようと思います

対談の相手は豊田市で練りもの屋を営む
株式会社かねまさの梅村長史くん

https://youtu.be/gP7k3H5stUw


生産者と食品加工業者という
同じ「食」に関わる人間ですので
今回の対談相手に指名させていただきました



またかねまさの梅村くんは
私と同じく「ブランド化」を進めています



会社のロゴや直売店のデザイン、
商品開発に至るまで、これからの戦略としてブランディングを選択されました
新しいこのロゴマークも梅村くんの思いが込められているようで、良いと思います



かねまさの新商品「てみあげ」
私の子どもも大好きな一口さつま揚げです

しばらくこの対談動画を続けて公開していきますので
楽しんでご覧ください  


Posted by トヨタファーム 鋤柄雄一 │カテゴリ:農家のつぶやきチャンネル

2015年12月27日 12:50

【動画】農家を継ぐ子どもの育て方:鋤柄家の場合

今年の最後の農家のつぶやきチャンネルの動画は
鋤柄家の教育方針をテーマに、
「農家を継ぐ子どもの育て方」を、
私の実体験を元に語らせていただきました



この年末年始、家族との会話も増えるでしょう
その前にこの動画を撮っておこうと急いで編集しました
ご覧ください

https://youtu.be/-D6uE-sIj7o


農家を生業とする親のうち、
どれくらいの方が我が子に農業を継がせたい、
継いで欲しいと思っているのでしょうか


鋤柄家では、私の息子には
「農業は継がなくてもいいけど、鋤柄家は継いでくれ」
と、常日頃から伝えています

やはり私が従事する畜産業界は
これからどのように変化するかわかりません

だからこそ息子には「勉強して学を身に付ければなんとかなる」
と言って育てています



息子本人がどう捉えるかわかりません
農業とは全くの別分野に進むかもしれませんし、
もしかしたら私の仕事を継ぐ、と言うかもしれません

が、私としては息子の可能性を狭めたくないので、
それなりの勉学のサポートはしているつもりです


それと同時に息子には
「長男が受けるべき教育」を行っています



この長男が受けるべき教育というのは
私が幼少期より、祖父祖母、そして親から受けてきた
昔ながらの日本の教育方法だと思います


例えば私には妹が2人います
しかしその妹達は鋤柄家は継がず、よその家に嫁ぎます
だからこそ「長男」である私は色々と特別扱いを受けてきました

家族で食事をするときも、
母親と妹が食べている場所とは違い、
は父や祖父が座る部屋で食事をしていました
(本当は母親と一緒に食べたくてよく拗ねていました)


みかんが2つあったとします
それを子ども3人で分けるのですが、
みかん1つは私が食べ、残り1つを2人の妹が分けます


こうすることで「自分は家を継ぐからこういう扱いなのだ」
幼少期から意識することに繋がりました
そして家を継ぐことに何ら抵抗は生まれませんでした


ここ最近の日本では男女平等、
そして兄弟姉妹は全員平等のような流れに来ています


これは確かに大切なことです
しかし「家を守る」「家を継ぐ」といった
我々のご先祖様が受け継いできた血筋の継承の面から言うと
いささか疑問点が生じる時代の変化だと思います



もしかしたらこれは会社を継ぐ
二代目、三代目の教育方針にも通じるかもしれませんね


色々ご意見等あるかと思いますが、私個人の思いは
我が子に家を継がせたい、家業を継がせたいのであれば
「幼少期から継がせたい子をそれなりに扱う」ことが必要

そう思っています

ちなみにみなさんはいかがでしょうか
農家の家庭だけでなく、家業を継いだ方にも
どう育てられてきたのか、今育てているのか聞いてみたいですね  


Posted by トヨタファーム 鋤柄雄一 │カテゴリ:農家のつぶやきチャンネル

2015年12月23日 10:45

【動画】農家の嫁事情

明日は12月24日、
クリスマスイブですね

私は養豚農家です

なのでクリスマスだろうが正月だろうが、
早朝から豚にエサをあげて、豚舎を清掃し、
豚の健康管理をチェックし、毎日ある出産に立会い…
そんな休みのない毎日を送っています



さて、私が立ち上げから関わってきた
愛知県豊田市周辺域の若手農家の団体
夢農人とよたの常設店、「蔵カフェ&マルシェ ころも農園」では
このクリスマスイブの聖なる夜、婚活パーティーが企画されています



『蔵カフェで Happy Xmas ~ここでしか会えない人がいるかも♪~』

おかげさまで、男性女性共に人数が集まりまして、
その中に婚活中の独身の農家も数名参加させていただいてます

農家の嫁不足問題というのを聞いたことがありますでしょうか


数年前までは、結婚するなら大手、と思う方が本当に多く、
ここ豊田市でいえば地元のトヨタ系に勤める会社員と結婚した方が
収入も安定性も手堅い、と考える女性が多かったものでした



ただでさえ「農家に嫁ぐと殺される」といった迷言?があるほど、
嫌煙されがちな農家の嫁ですが、この豊田市という特殊な地域だからこそ、
婚期が遅くなる農家も数年前までは見受けられました


今日はそんな「農家の嫁事情」を動画にしました
婚活に悩む農家の皆さん、そして農家に嫁ぎたい方も
ぜひこの動画をご覧ください

https://youtu.be/jSCfgdk-R7c


動画内でも語っていますが、
農家の嫁不足は問題ではあるものの、
10月末にころも農園で企画した
「若手農家男子と一緒にハロウィンパーティー」では
女性の募集をかけるとすぐに参加人数の上限が埋まりました



さらにとってもカワイイ女の子たちが集まってくれて、
時代は変わったのかもなぁ・・・と思いました

▼ハロウィンパーティーの様子
http://koromonouen.boo-log.com/e339925.html


先日夢農人とよたへの視察で
JAとまこまいの青年部が来てくれました

彼らと話していて新鮮だったのは、さすが北海道!
来ていたメンバーの殆どが既婚者でした

つまり、同じ日本という国で、同じ農家であっても、
嫁事情は様々あるんだな・・・ということ



当然、北海道内でも、地域によって変わるとは思います
しかし農家の嫁も悪く無い、と思ってくれる女性は
きっと増えているんだと思います

▼視察の様子
http://yume-note.com/news/entry-880.html


東海地方でも農村山間部、とりわけ過疎地では、
未だに嫁不足です

この問題を少しでも解消するために
「農家の情報発信」は有効ではないでしょうか
我々農家がどんな仕事をし、どんな生活をし、どんな人なのか

知らなければ興味もわきませんし、未知のことはやはり怖いです



しかし私たち夢農人とよたの農家メンバーも、2010年に結成以来、
様々な場面で「顔」を出し、一般の人たちと対面販売やイベントで交流をし、
その様子をインターネットで発信し続けたからこそ、先日の企画では
沢山の女の子たちが来てくれたんだと思います

出会いの場はいろんな所にあると思います
農家の皆さん、頑張りましょう!  


Posted by トヨタファーム 鋤柄雄一 │カテゴリ:農家のつぶやきチャンネル

2015年12月04日 18:22

【動画】ミクロネシア編

みなさんはミクロネシア連邦という国をご存知ですか?

沢山の島で成り立っている国ですが、
今回はその中のパラオについて動画にしました



以前、研修生がここから来ていた縁があり、
このパラオに行った時に非常に驚いたことがあります

それは島のあちらこちらに
「日本」を感じさせるものがあったからです

今回は農家の話とは関係ないですが、
動画も合わせてご覧ください

https://youtu.be/7dozz0xFJio


ご存知の方もいると思いますが、
パラオの国旗は日本の日の丸によく似ています



この成り立ちについては諸説ありますが、
私はその諸説の中でも、日本と縁が感じられる話が好きです
なので動画内でもそれを語りました



実際に島に行ってみると、
日本名と同じ音の名前の方が多くいました

また食堂メニューには和食もちらほら
親日な国民性が感じられて、とても嬉しかったのを覚えています

南国の島で海外旅行でも人気な観光地ですが、
この地域は先の大戦では多くの日本軍が亡くなった島でもあります

昨年、天皇陛下がペリリュー島を訪問した時にも、
この話題がニュースに挙がっていました。



戦争という悲しい記憶で結びついた
パラオ、ミクロネシア連邦という国ですが、
そうした過去があるからこそ、今の私たち、そして
パラオの人々の今の生活があります

世界で国同士の物騒な話題が多い昨今ですが、
私たち日本という国はお互いの文化や歴史を尊重しながら、
友好的な関係を様々な国同士で築けていくべきだと思います

そのためにも私たち日本人は
日本人である誇りを持って生活するべきだと思います
そうした誇りがあって初めて、相手国とも対等に対話できると私は思います


難しい話になりましたが、ミクロネシアはとても良い国です
ぜひ一度、行ってみることをオススメします

その際は、ぜひ歴史なども事前に勉強してからいくといいでしょう
より実りのある旅行になると思いますよ  


Posted by トヨタファーム 鋤柄雄一 │カテゴリ:農家のつぶやきチャンネル

2015年10月23日 17:36

【動画】屠殺場について

みなさんは
屠殺場を見学されたことはありますか




あまり知られていませんが、
屠殺場は見学希望を出せば施設内を見学できるんです
※場所は限られます

今回はそんな屠殺場の話を
動画にしてみました

ご覧ください

https://youtu.be/1PziiXHqf4Q


トヨタファームでは時々、
お取引先となる飲食店さんや、
実習受け入れでお越しになった公務員の方に
屠殺場の見学に行ってもらっています

豚が生まれ、育ち、
出荷されて屠殺、その後、肉になる



そうした経過を実際に観ることで、
様々な学びや発見があると私は思います

事実、しばらくお肉食べれなくなる人もいます
しかしそれも食卓に並ぶ手前を知る「食育」なのです



屠殺場は直接、施設に申し込めば見学が可能です
愛知県にも名古屋、豊田、半田、豊橋と4箇所に屠殺場があります

しかしどこも衛生的で
作業もほぼ機械が行うオートメーション化された施設です



そうした現場に驚く方々が多いです
つまり消費者の皆さまは、食べているものに対して
知らないことが多いと思います


そうした普通の人達が知らない、見たことのないことに対して、
私たち生産者は「知ってもらえる、関心を持ってもらえる」ように
情報発信をしていくべきだと思います



今回の動画をご覧いただいて
少しでも屠殺場に興味を持っていただけると幸いです

見学申し込みは各屠殺場にお問い合わせください


またそんな農家のウラ話的な話が聞けるイベントが
今週の日曜、10/25に名鉄トヨタホテルで行われます


当日は花農家、お茶農家、ネギ農家が
トークショーということで色々話してくれます

また田畑の土や、
豚や鶏のエサなどの展示をします
実際に触ったり、匂いを嗅いだりできます




この「夢農人とよた5周年記念感謝祭」には
現時点で150名近いお申し込みをいただきました


本当にありがとうございます


好評につき、前日の24日まで
お申し込みを受け付けております


夢農人とよた」は5年前の2010年、
私が大橋園芸いしかわ製茶の3名で立ち上げた
地元の若手プロ農家の集まりです

→そのきっかけになった対談企画

まだお申し込みされて無い方は
ぜひご参加ください


当日は地元農家の食材を使用したビュッフェや
きっとご満足いただける様々な催し物を農家自身が企画しています

私も大抽選会で景品を出そうと思っています
お申し込みは名鉄トヨタホテルにお電話ください

「日曜の農家のイベントに参加したい」とお伝え下さい

▼電話はこちらへ
0565-35-4629
(名鉄トヨタホテル 営業本部)

イベントの詳細は夢農人とよたのホームページを見てください
http://yume-note.com/news/entry-859.html  


Posted by トヨタファーム 鋤柄雄一 │カテゴリ:農家のつぶやきチャンネル

2015年10月13日 19:04

【動画】移民と農業について



TPP合意の報道がニュースで騒がれています
私も先日、中日新聞の記者からTPP関連のことで取材を受けました

その際の記事はこちらでご確認いただけます
→中日新聞 豊田版 2015年10月19日 記事(PDFが開きます)

日本の農業の維持、そして存続は
さらにハードルが高くなっていきます

しかしその厳しい中でやれることをやるしかない
私はそう考えています



私は数年前より、日本の農業の存続のために
私たち生産者が何をすべきかを発信してきました

そして地元の若く、熱い農家を集めて
夢農人とよたを結成し、5年間活動してきました

やれることをするしかない
その「やれること」の一つがこの「夢農人」だと思います



そして私は、日本が移民を受け入れることで
日本の農業の存続になるのではないか
、とも思っています

今回の動画は「移民と農業について」です



4分弱の動画なので、
一度ご覧いただければと思います

https://youtu.be/ewtQRm5KEr8


最後になりますが、
今月10月25日の日曜日の昼

前述の夢農人とよた 結成5周年を記念した
交流パーティーイベントを、お世話になっている
名鉄トヨタホテルで行います




当日は私の三州豚をはじめ、
地元農家の自慢の農産物を使用したビュッフェ
農家のトークショー、大抽選会などもご用意しています


農業に携わる方、興味のある方、
食に興味のある方など、ぜひご参加ください


申し込みは今週末までですが、
おそらくギリギリまで大丈夫だと思います


↑これがチラシ


参加申し込みの方法は

名鉄トヨタホテルに電話して
「25日の農家のイベントに参加したい」と伝えればOKです

▼電話はこちらへ
0565-35-4629
(名鉄トヨタホテル 営業本部)


イベントの詳細は夢農人とよたのホームページを見てください
http://yume-note.com/news/entry-846.html  


Posted by トヨタファーム 鋤柄雄一 │カテゴリ:農家のつぶやきチャンネル

2015年09月22日 17:11

【動画】農家のインターネット活用術

日頃より私のブログ、そして動画配信
「農家のつぶやきチャンネル」をご覧いただき
ありがとうございます


今回の動画は「農家のインターネット活用術」です



https://youtu.be/7NDPjn65gMs

※動画は3分半ほどです

ご存知のように私は
「農家は情報発信するべきだ」と常々言っています

私自身は情報発信を

・ホームページ
・ブログ
・動画


などを使ってトヨタファームの業務案内や
三州豚の特徴、農業の現状などを発信しています

しかしこれらはすべて
私ひとりでは到底できません


この背景には
私の長年のビジネスパートナーでもある
株式会社ルーコという広告代理店の協力があります



農家は基本、アナログ人間が多いと思います
私自身も元々は完全なアナログ人間で、
このブログを書くのも正直億劫になることもあります

ですが正しい業者とタッグを組めば
情報発信を通して販路開拓に繋がります



その例として、私は
三州豚というブランドロゴ、パンフレット、チラシ、
ホームページなどすべてをこの業者に依頼し、
統一感のあるものを作ってもらっています



また夢農人とよたの立ち上げ、運営にも
株式会社ルーコに協力してもらっています

その結果、トヨタファームのホームページには
毎週、全国から問い合わせがあります




その中には三州豚を使用したい飲食店からの
問い合わせだけでなく、メディアからの取材依頼、
畜産関係業者からの視察依頼、求人問い合わせ…
実に様々な問い合わせが来ます


また夢農人とよたへの問い合わせも
全国のマスコミ・メディア、農業関連団体から来ています


これらはホームページがなければ
全く来ない問い合わせです

今は地方の企業や店舗でも
ホームページがある時代です

一方で情報発信、WEBを利用している
地方の個人農家はまだまだ数少ないように思います


これを読んでるアナログ農家の皆さんも、
情報発信をはじめてみてはいかがでしょうか

当然、お金のかかることですが、
ビジネスにおいて宣伝広告費は必要不可欠です



営業スタッフがいればいいですが、
日々農作業で忙しい我々に、営業する時間はありません
そうした時に、勝手に営業してくれるホームページなどの
インターネットは便利です


しかしホームページ業者の中には怪しい会社もあるので、
きちんと付き合う相手を見極めた上で依頼するべきです

電話で営業をかけてくる会社はだいたい怪しいので、
地元の信頼出来そうな会社を自分で探すことをオススメしますよ  


Posted by トヨタファーム 鋤柄雄一 │カテゴリ:農家のつぶやきチャンネル

2015年09月07日 19:10

【動画】地産地消の魅力と落とし穴



「地元の農産物は安い」という
先入観を持っている方がいらっしゃいます

確かに地元の産直や道の駅などで売られている農産物は
スーパーと比べて新鮮で安いかもしれません



しかし実際のところ、
地産地消というのは安いわけではなく、
ものによっては市場価格よりも高い値段がついています

今回はそんな誤解を正していただきたく、
「地産地消の魅力と落とし穴」について
3分ちょっと、動画にしてみました

https://youtu.be/xcUdeLuWuYQ


私のところにも日々、
飲食店から「三州豚を地産地消メニューで使用したい」
お問い合わせをいただいています

しかし全てのお取引が決まるわけではなく、
価格が合わず、流れてしまう商談もあります


これは飲食店側にも間違った認識があるからです

というのも、私のように農協に頼っていない農家は
自分で値段を決めて販売しています

だからこそ栽培方法にも、収穫方法にもこだわることができ、
農産物に付加価値をつけることができます



逆に言えば自分で値段を決められない、
農協の出した品質基準と値段で売るしか無い農家もいます

なので、どれだけ栽培や生育にこだわっていても、
そのこだわりを価格に反映することができません


一方で、私は自分の育てた豚に「三州豚」と名前をつけ、
ブランド豚として市場よりも少し高い値段をつけて販売しています

その値段に見合う安心安全と美味しさを提供するために、
生育方法も飼料からこだわって育てています


その結果、飲食店さんが期待する
地元農産物を使用してコストを抑えよう、という目論見からは
大きくハズレてしまうことが多いのです

地産地消を(あえて)掲げるお店は
10年以上前と比べれば増えていると思います

なぜならそれがお店にとっては差別化になり、
お客を呼ぶ特徴になるからです

しかし原価率が上がるので、
決して安く食べられるお店ばかりでは無いと思います


私自身も蔵カフェ&マルシェの「ころも農園」を経営する身であり、
地産地食メニューを考えている時に壁にぶち当たります

出来る限り価格は抑えたい
しかしこの地元食材は使用したい


非常に苦労する所ですね



これから飲食店を始めたい、
地産地消メニューを打ち出したい方は、
上に書いたような間違った先入観は持たないようお願いします

間違った感覚で地元農家にお問い合わせされると、
農家さんによっては怒りだしてしまう方もいるかもしれません


↓これまでの私の動画をこちらからご覧いただけます
農家のつぶやきチャンネル  


Posted by トヨタファーム 鋤柄雄一 │カテゴリ:農家のつぶやきチャンネル

2015年09月01日 11:00

【動画】農業ビジネスの現状


日頃より私の動画を
ご覧いただきありがとうございます

今までの動画の閲覧数を見ると、
ビジネス的な話が人気のように思います

今回は「農業ビジネスの現状」
知っていただきたく動画にしました

https://youtu.be/R4MSWHt4kSk

※動画は3分ほどで終わります

皆さんは「豊作貧乏」という言葉を知っていますか?
農産物を1年掛けて育て上げ、無事に豊作で収穫できる
農業に携わる者にとって、こんなうれしいことはないですね

でもそう思っているのは、
家庭菜園や自家消費を目的とした
「趣味農家さん」だけかもしれません

というのも、
農業で家族を養っているプロ農家にとって、
豊作というのはいいことばかりではありません

というのも、他の農家も豊作だと
市場価格が下がり、つまりは収入が減ってしまうのです
新規就農を志す方は、このことを理解しておく必要があります



そして畜産業界も、
市場価格に左右されます

一年を通じてほぼ変わらない価格であれば
安定した出荷さえできれば収入の予測も経ちます

しかしスーパーの豚肉価格を思い出してください
価格が変動していると思います

市場の変化で数ヶ月前と倍の値段違う
しかも安くなっているということも当然あるわけです



さらに豚肉が高いならそれだけ農家は儲けている
ということばかりでもありません

豚肉が高くなる時は、
豚の飼料、つまりえさ代が高騰しています

かかるコストが上がっているので
逆に利益が薄くなることもあるわけです

※これについて詳しくは、改めて動画に撮ります



豊作貧乏、市場価格の変動で左右される収益

これらの問題を解決するには、
自分で育てた農産物を自分で値付けすること

現状、これが出来るかどうかではないでしょうか


また、新規就農する方に伝えたいのは、
売り先をまず確保してから生産することです
そのためにも営業力が必要だと思います

地産地消に力を入れるお店は多くなってきています
それを追い風にし、新規就農者の皆さんには
頑張っていただきたいですね

次回は「地産地消の魅力と落とし穴」について
動画にしたいと思います
  


Posted by トヨタファーム 鋤柄雄一 │カテゴリ:農家のつぶやきチャンネル

2015年08月07日 17:43

【動画】日本の世襲制度について


今回の動画は「世襲」に関することです

「世襲」と聞くとどんなイメージをお持ちですか?
動画をご覧ください

https://youtu.be/oR5ksLlsl4M


世襲とは家を継ぐことだけでなく、
その職業や会社の屋号を受け継いで
次の世代にバトンを繋げていくことです

近年、そうしたバトンの受け渡しが
うまくいっていないために問題視されているのが
高い技術力をもった日本の職人さんです

職人の跡継ぎ問題は様々な地域で起こっており、
ものづくり技術の途絶えが懸念されています

やはり時代の移り変わりとともに
技術があってもなかなか食べていくには
難しい時代なのかもしれません



世襲と聞くと悪いイメージを持つ方が多いですが、
私的には世襲はいいこともあれば悪いこともあると思っています

上に挙げたとおり、
職人さんで言えば技術の継承になりますし、
芸能の世界では一子相伝の美学もあると思います

センスや才能を引き継ぐのはやはり親子だからでしょうし、
政治家の世襲といったことも、親より大成する可能性があります


そして私たち農家も跡継ぎ問題が申告です

・きつい
・きたない
・かっこわるい
・結婚できない
・稼げない


これらを「農家の5K」と私は言っています
農家の多くは炎天下または冷房・暖房なしの空間で
早起きして休みもなかなか取れない職業です

こうした現状が跡継ぎのいない
担い手不足につながっていると思います


私は百姓としては8代目ですので、
この仕事を「世襲」していることになります

それが当然と思っていましたし、
幼少期から家族に長男=跡継ぎとして
そのように育てられてきました



しかし現在、農業は
明日にはどうなっているかわからない業界です


私自身、息子に対しては
「家は守ってほしいが、この仕事は継がなくても良い」
と伝えて息子の将来の選択肢を広げさせています


皆さまの周りにある「世襲」はどんな感じなのでしょうか  


Posted by トヨタファーム 鋤柄雄一 │カテゴリ:農家のつぶやきチャンネル